間伐とは…

間伐とは、植栽した木の成長により、混み合ってきた木々を間引くために伐採する作業のことです。間伐によ残った木がたくましく育つとともに、森林内に陽光が差し込み、 下草が生え健康な森になります。下草が生え豊かになることでより多くの生物が利用できる生物多様性の保全、土砂流出の防止、水源涵養機能の維持につながります。 健康で豊かな森づくりには間伐は欠かせない作業なのです。

  • 実際に間伐を行っているところです。

  • 素人がやるのは難しい…

  • 倒れる向きを計算したのに、引っかかってしまいました。倒す方向を誤ると大きな事故につながりかねません。

  • 引っかかった木をどのようにして倒すのか。知恵と経験が必要です。

  • かついで搬出できればいいのですが、体力が…

  • すべて間伐材です。これが高く売れたら間伐が進むのですが、いい方法をみんなで考えましょう。

間伐材でも立派な作品ができるんです!

下の写真は昨年5月に自分たちで間伐した木をその場で皮をはいで乾かし、製材してさらに乾かして作られたミニカー入れです。
自分で間伐した材料で自由に作品を制作する。木工を趣味としてやっている人ならではの利用方法ですね。木工の先生は間伐体験の理想形がこれだと思われています。
何十年も育った木を伐って終わりではなんか、悲しいですもんね。
細い木でも手間と工夫でこんな立派な作品ができるんです。間伐材の利用方法をもっと考えましょう!

  • 間伐材(ひのき)で作られたミニカー入れです。なんかいい匂いがしてきそうですね。

  • みんなで協力して一人3本を伐りました。

  • 乾かすために木の皮をむいて、その場で一か月間置きっぱなし。

  • 乾いてだいぶ軽くなった丸太を搬出。

  • 製材所に運んで作品を制作する寸法に製材してもらい二か月天日乾燥。

  • 立派な作品ですね。これぞ間伐材の有効利用!。

森林からの恩恵とは…

森林はたくさんの二酸化炭素(CO2)を吸収し、光合成により酸素を作ります。木は何年もかけて成長するため、幹や枝に炭素を長期間貯蔵してくれます。 健康な森を作ることは木の持つ多面的な機能が十分に発揮され、自然とともに生きていく私たちにもやさしい環境を提供してくれるのです。 地球温暖化防止にも森林は大きな役目を担ってくれているのです。次の世代によりよい地球環境を残すためにも、できることから始めたい。「間伐材クラブ」の名称もここから始まりました。

出典:高島森林体験学校資料より

inserted by FC2 system